★概要★
PC-9801-03には複数のリビジョンがあり、現在3種類確認しています
・72402621 一番最初のバージョン
後に手配線で抵抗とキャパシタが追加されている
・72402623 抵抗とキャパシタの修正を反映したバージョン
・72402624 74LS175が追加されているが詳細不明
今回は72402621の基板を-13化してみました。
72402623, 72402624は未所持であるため
パターンカットの位置が異なる可能性が高いです。
充分に調べてから実施してください。
★-03と-13の違い★
自分調べですが、-03と-13の違いはクロック選択です。
-03ではシステムクロックの2分周固定で、
-13ではシステムクロックの2分周と4分周が選べます。
8MHz動作時は4分周に設定され、8251の上限3MHz以内で動作します。
01VXでは8MHzの時は4分周、10MHzでは2分周で設定されるため、
10MHzクロックでの動作は運次第です。
★未修正の72402621に修正を加える★
ワイヤ配線が一切ない72402621 CMTボードを拾ってしまった方は、
-13化の改造着手前に72402623相当の修正を行う必要があります。
具体的には次のような修正です。
用意するもの
抵抗 11kΩ 2個
コンデンサ 470pF 2個
・3J - D4024BC の下側の赤い×はパターンカットです。
誤カットにご注意ください。
・"471"の白いランドはGNDに配線されているので未配線でOK
・4J - D4030BC の2ピンと6ピンはRとCの両方に配線します
★-13化工事★
上記工事の済んでいる方はいよいよ-13化の工事を行います。
用意するもの
IC 74LS157 1個
パスコン 0.1uF 1個
74LS157の追加位置はどこでもいいです。今回はここに置きました。
配線図はこちら
かなり汚い配線ですが、完成図はこんな感じになりました。
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